デュビアの繁殖方法|爬虫類の餌代を節約する自家繁殖の始め方と失敗しないコツ

「デュビアを毎回買っていると、餌代がけっこうかかる…」
「自分で増やせるって聞くけど、難しくないの?」

フトアゴヒゲトカゲなどの爬虫類を飼っていると、餌の昆虫代は毎月の大きな出費になります。デュビアは、ポイントさえ押さえれば家庭でも増やしやすい餌昆虫です。

この記事では、デュビアを自家繁殖するための準備と環境づくり、失敗しないためのコツを解説します。

この記事でわかること

  • デュビアを自家繁殖するメリット
  • 繁殖に必要なもの
  • 増やすための温度・湿度・オスメスの割合
  • 増えないとき・失敗しやすいポイント

デュビアとは?自家繁殖するメリット

デュビアは、爬虫類や両生類の餌としてよく使われるゴキブリの仲間です。動きがゆっくりで、壁を登れず、においも少ないので、餌昆虫の中でも扱いやすいのが特徴です。

自家繁殖するメリットは、主に次の3つです。

  • 餌代を節約できる:一度ある程度の数をそろえれば、あとは増えた分を餌にできます
  • 好きなサイズを選べる:幼体から成体までそろうので、ペットの大きさに合わせて与えられます
  • 餌切れの心配が減る:お店に買いに行けないときでも、手元に餌があります

ちなみに私の場合、フトアゴヒゲトカゲがまだ小さかった頃は、ゲル状のフトアゴ用フードを使っていて、1つで2週間ほど持つので餌代はあまりかかっていませんでした。そのころから、まずはレッドローチを買って繁殖させ、餌として与えていました。

フトアゴがある程度大きくなってからは、より大きくて食べごたえのあるデュビアの繁殖に切り替えました。ペットの成長に合わせて餌昆虫を変えられるのも、自家繁殖の良いところです。

デュビアの繁殖に必要なもの

  • 飼育ケース:フタが閉まる衣装ケースなどでOK。脱走防止のため、フタはしっかり閉められるものを選びます
  • シェルター(卵パック):紙の卵パックを立てて並べると、隠れる場所と足場が増えます
  • 保温器具:パネルヒーターなど。冬場は特に必要です
  • 温度計・湿度計:温度と湿度を目で確認できるようにします
  • 餌と水分:昆虫用の餌や野菜など

私は、縦60cm・横30cm・高さ20cmくらいの衣類収納ボックスに、通気用の穴を開けて使っています。保温器具は、春からは使っていませんが、真冬はシートヒーターを使っています。

デュビアを増やすための環境づくり

温度は25〜30℃くらいを保つ

デュビアは暖かい環境を好み、温度が低いと動きが鈍くなって繁殖しにくくなります。目安は25〜30℃くらいで、28℃前後をすすめる飼育者が多いです。冬は保温器具で温度が下がりすぎないようにしましょう。

私の経験でも、暑すぎず、20℃台後半くらいの暖かさのときに一番活発に動いていました。

湿度は低め。ジメジメさせない

デュビアは湿気が苦手です。ケースの中がジメジメしていると、ダニやカビが発生したり、デュビアが弱ったりする原因になります。水分は野菜などから少しずつ与え、ケースの中はなるべく乾いた状態を保ちましょう。

オスとメスの割合はメスを多めに

デュビアは、羽が長いのがオス、羽が短いのがメスなので見分けやすいです。繁殖させるときは、オス1匹に対してメス3〜4匹くらいの割合が目安とされています。オスが多すぎてもメスの負担になるので、メスを多めにしておきましょう。

ちなみに私は、オスとメスの割合は特に調整していませんでした。育てていて感じたのは、オスの方が死にやすいということです。自然とメスの割合が多くなるので、細かく調整しなくても繁殖は続きました。

デュビアの繁殖サイクル

デュビアは卵を産むのではなく、メスのお腹の中でかえった幼虫を直接産みます。一般的な目安は次のとおりです。

項目目安
1回に産む数約30匹
出産の間隔約3〜4か月に1回
幼虫から成虫まで約6か月
寿命オス約1年、メス約2年

成虫になるまで半年ほどかかるので、ほかの餌昆虫と比べると増えるスピードはゆっくりです。最初はある程度の数のメスをそろえてスタートすると、早く安定します。

私は成虫を100匹ほど購入してスタートしました。購入から1か月ほどで、小さな幼虫が生まれていました。ある程度の数の成虫からスタートすると、早い段階で増え始めるのを実感できます。

中央の小さい個体は産まれ間もない、その右上が成虫のオスです

増えないとき・失敗しやすいポイント

  • 温度が低い:特に冬場。保温が足りないと、繁殖がほとんど止まります
  • 湿度が高い:ダニ・カビ・においの原因に。水分の与えすぎに注意します
  • オスが多すぎる、メスが少ない:メスを多めにしておきます
  • 掃除をしていない:フンや食べ残しがたまると環境が悪くなります。定期的に掃除しましょう
  • すぐに餌として使いすぎる:増え始めるまでは、繁殖用のメスには手をつけないのがコツです

私が失敗したのは、旅行で10日ほど家を空けたときです。そのまま放置していたら、ケースの中に小バエがわいてしまい、掃除がかなり大変でした。長く家を空けるときは、出かける前にケースを掃除して、傷みやすい野菜などを入れすぎないようにするのがおすすめです。

絶対に守ってほしい注意点:逃がさない・捨てない

デュビアは外国から来た昆虫です。飼えなくなったり、増えすぎたりしても、絶対に屋外に逃がしたり捨てたりしないでください。ケースのフタはしっかり閉め、脱走しないように管理しましょう。

まとめ

  • デュビアは自家繁殖しやすい餌昆虫。餌代の節約になる
  • 温度は25〜30℃くらい、湿度は低めに保つ
  • オス1匹にメス3〜4匹くらいの割合で、メスを多めに
  • 幼虫から成虫までは約6か月。最初はメスの数をそろえてスタートする
  • 増えないときは、温度・湿度・掃除・オスメスの割合を見直す
  • 絶対に屋外に逃がさない・捨てない

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