
「留守番で大丈夫か?」と悩んだ時点で正解
爬虫類を飼育していて、旅行や出張、帰省などで家を空ける予定ができたとき、
多くの人が一度はこう悩みます。
「この日数なら留守番できるかな」
「それとも預けた方が安全なんだろうか」
実はこの時点で、飼育者としての判断はかなり健全です。
問題が起きる多くのケースは、「なんとかなるだろう」と深く考えずに決めてしまった場合です。
この記事では、
爬虫類を留守番させるべきか、預けるべきかを冷静に判断するための考え方を、
状況別のフローチャート形式で整理していきます。
すべての爬虫類に共通する「正解」は存在しない
まず最初に知っておきたいのは、
爬虫類の留守番に「絶対の正解」はないということです。
なぜなら判断に関わる要素が、
- 種類
- 個体の状態
- 季節
- 不在期間
- 飼育環境
など、あまりにも多いからです。
だからこそ、「誰かが大丈夫と言っていたから」ではなく、
自分の状況に当てはめて考える軸を持つことが重要になります。

判断フロー①|不在期間は何日か?
まず最初に考えるべきは、家を空ける日数です。
1〜2日の短期不在の場合
多くの種では、
- 温度管理が安定している
- 給餌間隔に余裕がある
という条件が揃っていれば、
留守番が可能なケースもあります。
ただしこれは「問題が起きにくい」だけで、
完全に安全という意味ではありません。
3〜4日以上の不在の場合
この日数から、判断は一気に慎重になります。
- 温度トラブル時に対応できない
- 水の劣化や給水トラブル
- 想定外の体調変化
これらが起きても、誰も気づけません。
👉 この時点で
「留守番」か「預ける」かを真剣に比較するラインに入ります。
判断フロー②|飼育している種は環境依存度が高いか?
次に見るべきは、その爬虫類がどれだけ環境に依存するかです。
比較的留守番しやすい傾向の種
- 給餌間隔が長い
- 温度幅にある程度の許容がある
- 水だけ確保できれば安定しやすい
ただし「しやすい=安全」ではありません。
留守番が難しくなりやすい種
- 紫外線・バスキングが必須
- 高湿度管理が必要
- 温度変化に弱い
これらの種は、
数日の不在でもリスクが一気に高まります。
判断フロー③|トラブル時に誰か介入できるか?
留守番が成立するかどうかは、
「完全放置」か「見守りあり」かで大きく変わります。
家族・知人が対応できる場合
- 温度計の見方が分かる
- 異常時に連絡をくれる
- 最低限の作業ができる
この条件が揃えば、留守番の現実性は上がります。
誰も介入できない場合
- 完全に無人
- トラブル時に対応不可
この場合、
「留守番」という選択は一気にリスク寄りになります。

判断フロー④|季節はいつか?
見落とされがちですが、季節要因はかなり重要です。
夏・冬の不在
- エアコン停止リスク
- ヒーター故障
- 停電
これらが起きた場合、
数時間で致命的な状況になることもあります。
👉 この季節の長期不在は
預ける選択肢を強く検討すべきタイミングです。
「預ける」という判断が現実的になる瞬間
以下に一つでも当てはまる場合、
預かりサービスを含めた選択肢を検討する価値があります。
- 不在が3日以上
- 種が環境変化に弱い
- トラブル時に誰も対応できない
- 季節リスクが高い
これは「過保護」ではなく、
リスク管理として妥当な判断です。
留守番か預けるかで迷った時の考え方
最後に、判断で迷ったときに役立つ考え方を一つ。
「何も起きなかったらラッキー」
「起きたら後悔する」
この構図になる選択は、
基本的に避けた方がいいです。
逆に、
「少し手間はかかるけど安心できる」
こちらを選ぶ方が、
飼育者として長く後悔しません。
まとめ|決める前に“判断軸”を持っておくことが最大の対策
爬虫類の留守番問題は、
その場しのぎで決めると後悔しやすいテーマです。
- 不在日数
- 種の特性
- 季節
- サポート体制
これらを事前に整理できていれば、判断はかなり楽になります。
留守番か、預けるか。
どちらを選ぶにしても、
「事前に考えていたかどうか」が結果を大きく左右します。

コメント