日本語だけでマレーシア移住は可能?【2026年版】生活と仕事に必要な英語力を、1年働いた元滞在者が解説

はじめまして、ぽとすぃです。

「英語が話せなくても、マレーシアに移住できるの?」
「日本語だけでできる仕事はあるの?」

日本人に人気の移住先のマレーシアですが、テレビ番組などで「日本語だけでも移住できる」と紹介されることがあり、気になっている人も多いと思います。

結論から言うと、英語がほとんど話せない人でも、マレーシアで暮らしている人はいます。実際に私も、英語がほとんど話せない状態でマレーシアの日本語コールセンターに採用され、1年間働きながら暮らしていました。

この記事では、私の体験をもとに、マレーシアで暮らすには生活と仕事でどのくらいの英語力が必要か、日本語だけでできる仕事はあるのかを、2026年の最新情報で解説します。

マレーシアで住んでいたコンドミニアムのプール

この記事でわかること

  • マレーシアの基本情報(場所・民族・宗教・言葉)
  • 日本語だけで生活できるか、英語が必要になる場面
  • 日本語だけでできる仕事と、2026年に変わった就労ビザの注意点
  • 英語に不安がある人が、移住前にやっておくこと

結論:生活は「旅行の英会話」レベルで何とかなる。仕事は日本語の求人もある

先に結論をお伝えします。

場面日本語だけで大丈夫?
日常の買い物・外食身振り手振りと簡単な単語で、何とかなる
部屋探し・病院・役所の手続き英語が必要。話せる人に手伝ってもらうと安心
仕事(日本語のコールセンターなど)仕事自体は日本語でできる。ただし社内の手続きは英語

日常生活は、海外旅行ができるくらいの英語力があれば十分やっていけます。仕事も、日本人のお客様を相手にするコールセンターなら、日本語だけでこなせます。

ただし、2026年6月から就労ビザの給与条件が上がったので、仕事を探すときは注意が必要です。くわしくは後半で解説します。

マレーシアについて

場所と気候

マレーシアは東南アジアの真ん中あたりにあり、タイの南、インドネシアの北にあります。大阪(関西空港)からなら直行便で7時間ほどです。時差は日本より1時間遅いだけなので、日本の家族とも連絡を取りやすいです。

1年を通して暖かく、最低気温は20℃台、最高気温は30℃前後の日が多いので、いつでもプールで泳げます。乾季と雨季があり、地域によって雨の多い時期がちがいます。

赤い部分がマレーシア、左がクアラルンプールを含む本島、右は自然豊かなボルネオ島

民族

マレーシアは多民族の国です。マレーシア統計局の2025年のデータでは、人口のおよそマレー系が58%、中国系が22%、その他のブミプトラ(先住民族など)が12%、インド系が7%ほどです。

宗教

いちばん多いのはイスラム教で、街のあちこちにモスクがあります。空港にはお祈りをする部屋(プレイルーム)があり、ホテルの客室の天井には、メッカの方向を示す矢印がついていることもあります。

青い屋根が印象的なブルーモスク(シャー・アラム)や、ピンク色のピンクモスク(プトラジャヤ)など、観光で行ける大きなモスクもあります。

マレーシア、マラッカの水上モスク

言葉

国の言葉はマレー語ですが、英語も広く使われていて、外国人との会話は基本的に英語です。中国系の人は中国語、インド系の人はタミル語なども話せることが多く、2〜3か国語を話せる人がめずらしくありません。

日本語だけで生活できる?

日常の買い物や外食は、何とかなる

日常生活で使う英語は多くありません。スーパーやショッピングモールでの買い物、レストランでの注文なら、身振り手振りと単語で何とかなります。

実際に、英語が話せない私の母も、スーパーでは身振り手振りで買い物をしていて、仲良くしてくれる店員さんもいました。

英語が必要になる場面

一方で、次のような場面では英語が必要になります。

  • コンドミニアム(部屋)を探して、契約するとき
  • 病院に行って、症状を伝えるとき
  • 銀行口座を作るときや、役所・会社の手続きをするとき
  • 部屋の設備が壊れて、オーナーや管理会社に連絡するとき

私も、渡航してすぐの部屋探しはとても大変でした。住む場所はすぐに決めないといけないので、慣れない英語で急いで探すことになります。英語が話せる人に手伝ってもらうか、日本語で対応してくれる不動産会社を使うと安心です。

病院は、探せば日本語の通訳がいるクリニックもあるので、そういったところを使うのも一つの方法です。

マレーシアの日常生活については、こちらの記事でもまとめています。

マレーシア移住の実情について

部屋探しと契約の流れは、こちらの記事でくわしく解説しています。

マレーシア移住するなら住居はコンドミニアムで決まり 物件の探し方、契約の流れを解説

英語に不安があるなら、移住前に「生活の英会話」だけ練習しておく

完璧な英語は必要ありませんが、部屋探し・病院・買い物など、生活でよく使うフレーズだけでも練習しておくと、最初の数か月がずっと楽になります。スマホのアプリなら、通勤や家事のすきま時間に練習できます。

日本語だけでできる仕事はある?

日本語だけでできる仕事は多くはありませんが、探せばあります。

コールセンター(カスタマーサポート)

いちばん募集が多く、未経験から挑戦しやすいのがコールセンターです。日本人のお客様を相手にするので、英語がまったく話せなくても仕事自体はできます。私もこの仕事で1年働きました。

ただし、コールセンターの多くは現地の会社や外資系のアウトソーシング会社なので、人事の担当者は外国人です。会社を辞めるときや、給料・ビザのことで問題が起きたときは、英語でやり取りする必要があり、日本語しか話せないと苦労することもあります。

また、英語が話せると応募できる求人がかなり増えるので、英語はできるに越したことはありません。最近は、仕事では日本語しか使わなくても、面接で簡単な英会話を求められることも増えているようです。

コールセンターの仕事については、こちらの記事でくわしく書いています。

マレーシアでコールセンターとして働きたい方必見 1年働いた私が実態をすべてお伝えします

そのほかの、日本語を生かせる仕事

コールセンターのほかにも、次のような仕事で日本語を生かせる求人があります。経験やスキルが求められることが多いですが、そのぶん待遇がよいこともあります。

仕事特徴
機械系エンジニア現地に工場がある日系企業など。エンジニアの経験がある人向け
IT監査・SE日本の企業向けの仕事。一定の経験とスキルが必要
美容師日本人が多いエリアのサロンなど。働きながら英語を覚えていく
日系の飲食店ラーメン店や日本食チェーンの店舗の立ち上げ・運営など
ECサイトの管理日本人向けのネット販売の運営。サイト運営やマーケティングの経験が生きる
食品工場の管理製造工場の管理・運営。日本での管理経験が重視される

【重要】2026年6月から、就労ビザの給与条件が上がった

マレーシアで働くには、会社に就労ビザ(Employment Pass)を取ってもらう必要があります。この就労ビザは、2026年6月1日以降の申請から、いちばん下のカテゴリーでも月給5,000リンギット以上が必要になりました(以前は3,000リンギット以上)。

カテゴリー2026年6月以降の月給変更前
カテゴリーI20,000リンギット以上10,000リンギット以上
カテゴリーII10,000〜19,999リンギット5,000〜9,999リンギット
カテゴリーIII5,000〜9,999リンギット3,000〜4,999リンギット

ここでいう月給は基本給で、手当や残業代、ボーナスは含まれません。求人を見るときは、基本給がいくらかを必ず確認しましょう。細かい運用は変わることがあるので、最新の条件は応募先の会社やエージェントに確認してください。

就労ビザの取り方や必要な書類は、こちらの記事で実体験をもとに解説しています。

マレーシア就労ビザの取得方法|必要書類・注意点を実体験で解説

求人の探し方

日本語の求人は、マレーシアの求人を扱う転職サイトや、海外就職に強い転職エージェントで探せます。私は、マレーシアの求人サイトに3つほど登録して、そこから応募しました。応募から内定までは1か月もかかりませんでした。

求人の探し方や、現地で働く方法はこちらの記事でまとめています。

マレーシア移住するには仕事はどうする?現地で働く方法を5個紹介します

応募から初出勤までの流れや、面接で聞かれたことは、こちらのnoteにくわしく書いています。

「日本語だけでマレーシア就職」は本当にできる?求人探しから就労ビザ、初出勤までの全手順【実録】(note)

まとめ

  • 日常生活は、海外旅行ができるくらいの英語力があれば何とかなる
  • 部屋探し・病院・手続きでは英語が必要。生活の英会話だけでも練習しておくと楽
  • 日本語だけでできる仕事は、コールセンターがいちばん挑戦しやすい
  • 2026年6月から、就労ビザは基本給5,000リンギット以上が必要。求人の給料を必ず確認する

英語がほとんど話せなくても、マレーシアで働いて暮らしている人は今もいます。少し心配な部分もあると思いますが、「何とかなる、何とかする」と思える人なら、きっとやっていけます。

私は実際にコールセンターで働きながら、とても充実した毎日を過ごしていました。機会があれば、ぜひ南国のマレーシアで暮らしてみてください。きっといい経験になりますよ。

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