
【2026年10月更新】就労ビザの新しい給与条件(2026年6月〜)や、リモートワーク向けのデジタルノマドビザなど、最新の情報に書き直しました。
はじめましてぽとしぃです。
マレーシアに移住してみたいけれど、リタイアして暮らせるほどの資金はない。そんな人は、マレーシアで働きながら暮らす方法を考えることになります。
この記事では、マレーシアで働きながら移住するパターンと、それぞれのビザ・難しさを解説します。また、英語に自信がない人に向けて、日本語だけでできる仕事も紹介します。
私自身も、マレーシアで日本語のコールセンターの仕事をしながら1年間暮らしていました。その経験もまじえてお伝えします。
マレーシアで働きながら移住する5つのパターン
マレーシアに住みながら収入を得る方法は、大きく次の5つです。
| 働き方 | 主なビザ | 難しさ |
|---|---|---|
| マレーシアの現地の会社に就職 | 就労ビザ(Employment Pass) | ★★☆(日本語の仕事なら始めやすい) |
| 日本の会社でフルリモートワーク | デジタルノマドビザ(DE Rantau) | ★★☆(会社の許可と年収の条件が必要) |
| パソコンで完結するフリーランス | デジタルノマドビザ(DE Rantau) | ★★★(安定した収入が必要) |
| 日系の会社の駐在員 | 会社が手配 | ★★★(日本での実績が必要) |
| マレーシアで起業 | 起業向けのビザ | ★★★(資金と準備が必要) |
ビザの種類と条件は、こちらの記事でくわしくまとめています。
【2026年最新】マレーシア移住のビザはどれ?種類と条件を元滞在者が解説
1. マレーシアの現地の会社に就職

「現地の会社に就職なんて、英語も必要だしハードルが高そう」と思うかもしれません。
ですが、いちばん始めやすいのは、日本語の「コールセンター」で働くことです。実際に私も、マレーシアでコールセンターの仕事をしながら1年間暮らしていました。
日本の求人サイトで探すと、日本語だけで働けるコールセンターの求人がたくさん見つかります。会社自体はマレーシアや外資の会社ですが、日本の会社から電話やメールの対応を請け負っているので、仕事は日本語で、職場にも日本語を話す同僚が多くいます。
現地の会社に就職すると、移住でいちばん大変な「ビザ」を会社が手続きしてくれるのも大きなメリットです。
2026年6月から、就労ビザの給与条件が上がった
2026年6月1日から、就労ビザ(Employment Pass)を取るための最低月給が引き上げられました。いちばん下のカテゴリーIIIでも、基本給で月5,000リンギット以上が必要です(1リンギット=約38〜39円で、約19万円)。手当やボーナスは含まれません。
また、カテゴリーIIIで同じ会社で働けるのは最長5年になりました。求人に応募するときは、基本給がいくらかと、どのカテゴリーでビザを申請するかを必ず確認しましょう。
就労ビザの必要書類や申請の流れは、こちらの記事で解説しています。
マレーシア就労ビザの取得方法|必要書類・注意点を実体験で解説
生活費がどのくらいかかるかは、こちらの記事を参考にしてください。
マレーシア移住すると生活費はどのくらいかかる? 9個の項目別に紹介します
2. 日本の会社でフルリモートワーク

求人を探すと、フルリモートで、海外に住んでもOKと書かれた求人も見かけるようになりました。今の会社で働きながら移住したい場合は、海外から働いてもよいか、事前に必ず会社と相談しておきましょう。たとえば「基本はフルリモートでも、月に1回は出社が必要」といったルールがあることもあります。
この方法で問題になるのがビザです。今は、海外の会社の仕事をリモートで続ける人向けに、デジタルノマドビザ(DE Rantau Nomad Pass)があります。
- 年収の条件:IT系の仕事なら年24,000米ドル以上、それ以外の仕事なら年60,000米ドル以上
- 期間:3〜12か月。1回更新でき、最長2年
- 配偶者・子ども・親も一緒に申請できる
以前は「ビザなしで入国して、90日ごとに一度出国する」という方法がよく紹介されていました。ですが、ビザなしでの入国はあくまで観光などの短期滞在のためのものです。住むことを目的に出入国をくり返すと、入国を断られるリスクがあります。長く住むなら、目的に合ったビザを取りましょう。
3. パソコンで完結するフリーランス

ブロガーや動画クリエイターのほか、記事を書くWebライター、ホームページを作るWebデザイナー、プログラマーなど、パソコン1台でできる仕事も増えています。最初は実績がなく仕事を取りにくいので、クラウドソーシングのサイトで初心者向けの案件から始める人が多いです。
フリーランスの場合も、使えるビザは主にデジタルノマドビザ(DE Rantau)です。年収の条件があるので、日本にいるうちに、安定して稼げる状態を作ってから移住するのがおすすめです。
4. 日系の会社の駐在員
日本の会社の駐在員としてマレーシアに住む方法です。正直、ハードルはかなり高めです。
よくあるのは、マレーシアに工場がある製造業の会社で、工場長や品質管理、現地スタッフのマネジメントを担当するポジションです。英語はそれほど求められない場合もありますが、日本での仕事の実績がかなり重視されます。
その代わり、ビザや住まいは会社が用意してくれることがほとんどなので、移住の準備はかなり楽になります。
5. マレーシアで起業する

マレーシアで会社を立ち上げて、自分の会社を通してビザを取る方法もあります。ただし、外国人が起業する場合は、資本金や事業の内容などに条件があり、手続きも複雑です。また、マレーシアのラブアン島には、税金の面で特別な制度があります。
ごく一部の人向けの方法なので、興味がある人は、専門のコンサルタントや公式の情報で最新の条件を確認してください。
マレーシアで探せる、日本語だけでできる仕事
※どの仕事も、就労ビザを取るには、2026年6月からの給与条件(基本給で月5,000リンギット以上など)を満たす必要があります。応募するときは給与を必ず確認してください。
コールセンター
1年中募集があり、特別な資格やスキルもいらないので、いちばんハードルが低い仕事です。早ければ、応募から1か月ほどで働き始められることもあります。お客様は日本人なので、英語が話せなくても仕事はできます。
ただし、会社は現地の会社や外資のアウトソーシング会社なので、人事の担当者は外国人のことが多いです。退職や給与、ビザの手続きでもめごとがあったときに、日本語しか話せないと苦労することもあります。また、英語が話せると選べる求人がかなり増えるので、英語ができるとやはり有利です。
コールセンターで実際に働いた体験は、こちらの記事にまとめています。
マレーシアでコールセンターとして働きたい方必見 1年働いた私が実態をすべてお伝えします
機械系エンジニア
マレーシアに工場がある会社で、現地で働く仕事です。エンジニアの経験がある人は、待遇が良いことが多いです。
IT監査・SE
日本の企業向けの仕事なので、英語力が問われない求人もあります。ただし、ITのシステム監査やコンサルティングの仕事なので、一定の経験やスキルが求められます。
美容師
応募のときは英語不問でも、働きながら少しずつ英語を覚えていくことが求められる仕事です。美容師の資格を持っていて、これから英語を身につけたい人には向いています。日本人が多いエリアでは、日本人のお客様も多く来るので、日本語で接客することもあります。
日系の飲食店
マレーシアには、日本のラーメン店や日本食のチェーン店がたくさん出店しています。お店の立ち上げや運営を日本人に任せたいという経営者も多く、募集をよく見かけます。飲食店でのアルバイトや仕事の経験を生かせるのも魅力です。
ECサイトの運営
日本人向けのネット通販サイトの運営にかかわる仕事です。ブログやサイトを運営したことがある人や、マーケティングの経験がある人が対象になります。
食品工場の管理
食品工場の管理や運営をする仕事です。多少の英語は必要ですが、経験の方が重視されることが多く、日本で食品工場の管理をしていた人は好待遇で採用されることがあります。
まとめ
- いちばん始めやすいのは、日本語のコールセンターなど、現地の会社への就職
- 就労ビザは2026年6月から、いちばん下のカテゴリーでも基本給で月5,000リンギット以上が必要
- リモートワークやフリーランスなら、デジタルノマドビザ(DE Rantau)を検討する
- ビザなしで出入国をくり返して住み続けるのはおすすめしない
- 駐在員や起業はハードルが高いが、条件が合えば選択肢になる
日本語だけでマレーシアの会社に就職した流れ(求人探し・面接・就労ビザ・初出勤まで)は、noteにくわしくまとめています。


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