マレーシア旅行の注意点はなに? 元滞在者が実例を交えて解説

はじめましてぽとすぃです。
近年、移住や旅行先として人気のあるマレーシアですが、いざ旅行に行こうとすると案外周りにマレーシアに行ったことがある人が居ないのでアドバイスがもらえないんですよね。
そこで、マレーシアでコ-ルセンターの仕事をしながら1年間暮らしていた私が、旅行時の注意点について見落としがちなところを中心にお伝えします。
マレーシアの基本情報も載せていますので、必要ない方はとばしてくださいね。

マレーシア、ボルネオ島の離島

マレーシアはどんな国

位置

マレーシアは東南アジアの中央に位置しており、タイの南でインドネシアの北にあります。
直行便だと飛行機で大阪から6時間半くらいで着きます。時差は日本より1時間遅いです。

民族および言語

マレーシアは親日国家で、公用語は英語とマレー語です。
ほとんどのマレーシア人は英語を話せるので、観光の時は英語で会話することになります。
また、人種の構成はインド系マレーシア人、中国系マレーシア人、マレー系マレーシア人が1/3ずついる感じです。
やはり島国である日本で育った私たちには、多民族国家であることはまず初めに受けるカルチャーショックなのではないでしょうか。
東南アジアなので、背が高くないので威圧感はあまり感じないところが非常に親近感が沸きます。

宗教

宗教はイスラム教の方が多く、街の至る所にモスクがあります。
なんと世界で2番目と3番目に大きいモスクはマレーシアにあるんです。
空港についてヒジャブを被った女性が多いなと初めに感じると思います。
ヒジャブはイスラム教の女性が髪が見えないようにするために被る布のことです。
また、空港内のラウンジにお祈り用のスペースがあったり、ホテルの部屋の天井にメッカの向きが確認できるシールが張られています。
現地の方はイスラム教徒が多いため豚肉を使わない飲食店が多いですし、お酒も扱っていないお店やお酒の金額が高く設定されています。

マレーシア、ペナン島のモスク

マレーシアの気候

熱帯気候

1年を通して最低気温は20℃前後、最高気温は30℃前後とかなり暖かく、いつでも泳ぐことが出来ます。
季節は乾季と雨季があり、9月から2月ごろまでが雨季と言われています。
ですので、観光する際は乾季に行かれることをお勧めしますが、雨季でも1日中雨が降ることは無く、1日の間に雨が数時間降るといったイメージです。
注意点としては、熱帯特有のスコ-ルがあるためレインコートなど雨具を持って行くことをおすすめします。すぐにやむことがほとんどですが、大粒の雨が急に降るので一瞬でビシャビシャになってしまいます。また、マレーシアの雷は日本とは比べ物になれないほど音が大きいです。雷が苦手な方はその点も頭の隅に置いておいてください。

マレーシアのモールにて突然のスコール

大気汚染

マレーシアでは「ヘイズ」と呼ばれる大気汚染が、乾季の間に酷くなりマスクなしでは外出できないくらいの場合もあります。
原因はインドネシアでの焼き畑農業や森林火災・パ-ムヤシのプランテーション農場確保のための森林焼却です。
これらが原因の煙霧がモンス-ン(季節風)に乗って運ばれてきます。
結構ヘイズは厄介で、起こる時期や規模などが毎年違いますので、自身が旅行に行く直前にネットなどで調べるくらいしか対策が取れません。

感染症

デング熱と言われる蚊を媒体にする感染症にマレーシアでかかる恐れがあります。今のところワクチンなどで予防することはできませんので、できるだけ長袖を着ておくことや虫よけスプレーなどで対策することが精一杯の対策です。
デング熱の症状について少し詳しく説明すると、潜伏期間が1週間程度で高熱・頭痛・関節痛・嘔吐などがあります。
まれに重症化することもありますので可能な限りの対策をしておきましょう。
私の同僚がデング熱にかかってしまい集中治療室に入るほど危険な状態に陥っていましたので、他人事と思わない方が良いかと。。。
症例が多い時期は雨季になりますのでその点も考えて予定を立てるのもいいかもしれません。

マレーシア、ペナン島の植物園、虫が多い

マレーシアの治安

犯罪

マレーシアは東南アジアの中では比較的安全な国と言われています。
私はマレーシアの首都クアラルンプールの郊外であるセランゴ-ル州に住んでいましたが、ごくまれにひったくりが発生するくらいで大きな事件も発生したことは聞いたことがありません。
1年間住んで、同じ部署(100人くらい)の中で5人くらいひったくりにあったくらいです。
しかし、日本と同じ感覚でいると犯罪の標的にされますので、海外にいることを意識して十分に注意しましょう。
ちなみに私は被害に遭ったことは一度もありませんよ。

貴重品の管理

基本的にパスポートはコピーか原本を持って歩きましょう。
また、ひったくりに遭う可能性があるので、持ち歩く現金は必要最低限にして、同じ場所に入れずいくつかに分けて持ちましょう。
ホテルに滞在している方は、持ち歩かない貴重品はホテルのセキュリティボックスか金庫に預けておきましょう。
預ける際、4星以上のホテルでは信用できますが、それ以下のホテルに泊まる場合はホテルも信用できないので、頑張って自身で管理する方が良いと思います。

マレーシア、夜もにぎわうマラッカのジョンカ―ストリート

まとめ

今回はマレーシアを旅行する際の注意点についてほかのサイトでもあまり書かれていない細かい部分を書きました。
この内容をすべて読んだ方は海外旅行怖いと思われたかもしれませんが、注意点を挙げただけで、注意していれば対処できることがほとんどです。
私も1年滞在して何も問題に巻き込まれることはありませんでした。
事前に注意点を知ることで対策して、快適なマレーシア旅行を楽しんでください。

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