カエルの冬の飼い方|ツノガエルは保温が必須、アマガエルは冬眠も?種類別の温度と保温のコツ

「寒くなってきたけど、カエルの冬はどうすればいいの?」
「保温が必要?それとも冬眠させるの?」

カエルの冬の飼い方は、カエルの種類によって大きく変わります。ツノガエルのような暖かい地域のカエルは保温が必須ですが、日本にもともといるカエルは、冬眠させるという選択肢もあります。

この記事では、カエルの冬の飼い方を、種類ごとの温度の目安、保温の方法、冬に気をつけたい乾燥やエサの与え方まで、まとめて解説します。

この記事でわかること

  • 冬に「保温するカエル」と「冬眠もできるカエル」のちがい
  • ツノガエルなど、保温が必要なカエルの温度の目安
  • 保温器具の選び方と、上手な使い方
  • 冬に気をつけたい乾燥・エサ・温めすぎ
  • 冬眠させる場合の注意点

まずは種類を確認:保温するカエルと、冬眠もできるカエル

カエルの冬の飼い方は、大きく2つに分かれます。

タイプ主な種類冬の飼い方
暖かい地域のカエルツノガエル(ベルツノガエル、クランウェルツノガエルなど)、熱帯のカエル冬眠させない。保温して一年中同じ温度で飼う
日本にもともといるカエルニホンアマガエルなど冬眠させるか、保温して冬眠させずに飼うかを選ぶ

暖かい地域のカエルを、冬眠させようとして寒い場所に置くのは絶対にやめましょう。体が冷えて消化ができなくなり、体調を崩す原因になります。飼っているカエルがどちらのタイプか分からない場合は、買ったお店や図鑑で確認してください。

私は、家の近所で捕まえたニホンアマガエルを飼っています。冬は冬眠させずに、ケージを温めて起こしたまま冬を越させています。冬眠は失敗すると死んでしまうこともあるので、初心者は冬眠させずに温める方法がおすすめです。

アマガエルの冬の飼い方は、こちらの記事でくわしく書いています。

アマガエルの冬の飼育方法を解説 暖の取り方や注意点の例を紹介

ツノガエルなど、保温が必要なカエルの温度の目安

ツノガエルの仲間は、25℃前後が適温の目安とされています。アマゾンツノガエルでは24〜28℃くらいが目安です。水場だけでなく、ケージの中の空気も同じくらいの温度に保つことが大切です。

逆に、20℃前後まで下がると、エサを消化できなくなることがあるといわれています。日本の冬は、暖房のない部屋だと夜に20℃を大きく下回るので、保温は必須です。

温度計はケージの中に置き、こまめに確認しましょう。湿度も一緒に見られる温湿度計が便利です。


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保温器具の選び方と使い方

1. シートヒーター(パネルヒーター)

カエルの保温で一番よく使われるのが、ケースの下に敷くシートヒーターです。ポイントは、ケースの床の半分くらいだけを温めること。温かい場所と涼しい場所を作っておくと、カエルが自分で居心地のいい場所に移動できます。


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2. 部屋ごと暖める(エアコン)

シートヒーターだけでは、ケースの中の空気まで十分に温まらないことがあります。飼っている部屋をエアコンで暖めて、部屋全体の温度を下げすぎないようにすると安定します。

3. 発泡スチロールの箱で囲う

特に寒い地域では、ケースを発泡スチロールの箱に入れたり、まわりを囲ったりすると、熱が逃げにくくなります。上をふさぐときは、空気の通り道を残しておきましょう。

4. サーモスタットで温めすぎを防ぐ

保温器具は、温めすぎにも注意が必要です。設定した温度で電源を切ってくれるサーモスタットを使うと、昼間の気温が上がったときや暖房と重なったときも安心です。


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私のアマガエルのケージでは、ケージの底の半分に敷いたパネルヒーターと、ケージの上に取り付ける遠赤外線ヒーターの「暖突」を使っています。それでも温度が足りないときは、ケージを発泡スチロールで覆っています。温度は25℃前後(±5℃)を目安に、最低でも20℃を切らないようにしています。


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冬に気をつけたいこと

乾燥に注意

冬は空気が乾燥しているうえに、暖房をつけると部屋の湿度が大きく下がります。カエルは皮ふから水分が抜けやすいので、乾燥は大敵です。

  • 床材(水ゴケ、ウールマットなど)が乾いていないか、毎日さわって確認する
  • 乾いていたら補水したり、霧吹きをしたりする
  • 水入れの水は切らさないようにする

私のアマガエルの場合は、湿度70〜80%くらいを目安にしています。ただし、湿度を高くしすぎるとケージの中にカビが生えやすくなるので、見つけたらこまめに取り除きましょう。種類によって合う湿度は違うので、飼っているカエルに合わせてください。

エサは温度に合わせて

カエルは、温度が下がると消化する力も落ちます。温度が十分に保てていないときは、エサを与えすぎないようにしましょう。食べ残しや、ふんの状態もチェックしておくと、体調の変化に気づきやすくなります。

冬のエサ用のコオロギやデュビアも、寒さで弱りやすいので保温してあげましょう。デュビアの繁殖については、こちらの記事でまとめています。

デュビアの繁殖方法|爬虫類の餌代を節約する自家繁殖の始め方と失敗しないコツ

停電や留守にも備える

冬に停電すると、保温器具が止まってしまいます。毛布でケースを包む、使い捨てカイロを使う(ケースに直接当てない)など、すぐできる対策を考えておきましょう。

日本のカエルを冬眠させる場合の注意点

ニホンアマガエルなど、日本にもともといるカエルは、冬眠させることもできます。ただし、冬眠は失敗すると死んでしまうこともあるので、次の点に気をつけましょう。

  • 冬眠前にしっかりエサを食べさせる:栄養が足りないと、冬眠中や冬眠明けに弱ってしまう
  • 温度が上がりすぎない場所に置く:中途半端に暖かいと、冬眠が浅くなって体力を使い切ってしまう
  • 乾燥させない:月に1回くらいは様子を見て、乾いていたら水を足す
  • 春の目覚めはゆっくり:暖かくなってきたら観察を増やし、少しずつエサを与える

冬眠させずに飼う場合は、暖房とヒーターで一年中暖かく保つ必要があります。冬眠させるか、させないかを途中で何度も変えるのは、カエルの負担になるので、冬が来る前にどちらにするか決めておきましょう。

私は冬眠させずに、ケージを温めて冬を越させる方法をとっています。

まとめ

  • まずは飼っているカエルが「保温するタイプ」か「冬眠もできるタイプ」かを確認する
  • ツノガエルなどは25℃前後が目安。20℃前後まで下がるとエサを消化できなくなることがある
  • シートヒーターは床の半分に。部屋の暖房や発泡スチロールの箱も組み合わせる
  • サーモスタットで温めすぎを防ぎ、温湿度計でこまめに確認
  • 暖房で乾燥しやすいので、床材の湿り気と水入れを毎日チェック

爬虫類の冬の保温については、こちらの記事でまとめています。保温器具の使い方は、カエルにも参考になります。

爬虫類の冬の保温対策|フトアゴヒゲトカゲの温度の目安と、保温器具の選び方・注意点

カエルのケージや、冬のエサについてはこちらの記事も参考にしてください。

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