日本語だけでマレーシア移住は可能? 仕事や日常生活について元滞在者が解説します

はじめましてぽとすぃです。
最近、日本からの移住先として一番人気のマレーシアですが、テレビ番組などで日本語だけでも移住できるとゆう内容で放送されており、気になった方もいると思います。
結論を言ってしまうと、全く英語が話せない日本語だけしか話せない方もマレーシアで住んでいます。
そこで、実際にマレーシアで1年間働きながら住んでいた私が、マレーシアで住むには日常生活と仕事でどれくらいの英会話力が必要か、また日本語だけでもできる仕事はあるのかを解説したいと思います。

マレーシアで住んでいたコンドミニアムのプール

マレーシアについて

位置

マレーシアは東南アジアの中央に位置しており、タイの南でインドネシアの北にあります。
直行便だと飛行機で大阪から6時間半くらいで着きます。
時差は日本より1時間遅いです。
1年を通して最低気温は20℃前後、最高気温は30℃前後とかなり暖かく、いつでも泳ぐことが出来ます。
季節は乾季と雨季があり、9月から2月ごろまでが雨季と言われています。

赤い部分がマレーシア、左がクアラルンプールを含む本島、右は自然豊かなボルネオ島

人種

人種の構成はインド系マレーシア人、中国系マレーシア人、マレー系マレーシア人が1/3ずついる感じです。

宗教

宗教はイスラム教の方が多く、街の至る所にモスクがあります。
また、空港内のラウンジにもプレイルーム(お祈りをするところ)がありますし、マレーシアにあるホテルに泊まると客室の天井に矢印が付いており、メッカの方向がどちらか確認できるようになっています。
さらに、なんと世界で2番目と3番目に大きいモスクはマレーシアにあるんです。
ブルーモスクとピンクモスクと言われています。

マレーシア、マラッカの水上モスク

公用語

マレー語と英語が公用語になっていますので、生活では基本的に英語でコミュニケーションをとります。
また、中国系マレーシア人は加えて中国語を話せますし、インド系マレーシア人は加えてヒンドゥー後が話せますので、マレーシア人はバイリンガルが基本で、トリリンガルの方もかなり多くいるのが特徴です。

日本語だけで生活できるか

日常生活

簡単にイメージしてもらいやすい言い方をすれば「海外旅行に行ける」レベルで十分やっていけます。
日常生活では、話す英語もかなり少ないですし、コミュニケーション能力がある方なら全く英語が話せなくてもジェスチャーと単語で何とか意思疎通できますので、やる気があれば大丈夫かと思います。
ただ、コンドミニアムを借りるときや病院に行くときなどは多少話せる方がいるとイイかなと思います。
病院は探せば、日本語の通訳が常駐しているクリニックもありますので、そういったところを利用するのも一つの方法です。
マレーシアでの日常生活についてまとめた記事がありますので、気になる方はそちらもあわせてどうぞ。

マレーシア移住の実情について

仕事

日本語のみでできる仕事も多くないですが、探せばあります。
テレビなどでも話題になっていましたが、コールセンターの仕事ならいつでも募集しており、日本語で普通に話が出来れば雇ってもらうことが出来ます。
ただ、1点だけ注意して頂きたいのが、マレーシアで働く場合に必要になる就労ビザの基準を満たしている必要があります。

日本語のみでできる仕事

コールセンター

いつでも1年中募集されており、特に免許やスキルも必要が無いためハードルが一番低い職業です。
最短なら応募から1か月後には就業できる場合もあります。
全く英語が話せなくても日本人語だけで日本人を相手に行仕事がるため、英語が全くできなくても問題ありません。
ただし、コールセンターで働く場合は現地の企業、外資のアウトソーシング会社の社員となる場合がほとんどですので、会社の人事などが外国人になります。
会社を辞めたり、給与の支払いについての問い合わせ、ビザの手配も外国人が行いますので、何かもめごとが発生した場合には日本語しか話せないと苦労するときもあります。
また、コールセンターの仕事も、英語が話せると選べる求人がかなり多くなりますので、英語が話せることはアドバンテージになります。
マレーシアでコールセンターの仕事をする方向けに、詳細を解説した別の記事がありますので、気になる方はそちらもチェックしてくださいね。

マレーシアのコールセンターの仕事について

機械系エンジニア

マレーシア現地に工場があり、マレーシア現地勤務ができる方向けの仕事です。
エンジニア経験がある方には、好待遇の場合が多いのでイイかもしれません。

IT監査・SE

こちらも日本の企業向けの業務を行っているため英語力は不問で働くことが出来ます。
しかし、ITのシステム監査やコンサルティングを行う業務のため一定の経験・スキルが求められます。

美容師

こちらは就業する際に英語は不問となっていますが、働きながら英語を少しずつ覚えていくことが求められる仕事です。
ですが、美容師の資格は持っている方でこれから英語を習得したいのであればもってこいの仕事です。
また、日本人居住者が多いエリアでの募集の場合、日本人のお客様も日本人美容師を求めて多く来てくれますので、日本語での接客をすることもあります。

日系飲食店

日本から某有名ラーメン店や日本食のチェーン店が急速に店舗数を増やしています。
そういった店舗の立ち上げや運営の仕事は日本人に任せたい経営者が多く、募集も頻繁に見かけられます。
飲食店ならアルバイトなどの経験を活かすこともできるため多くの日本人の方がマレーシア現地で働いています。

ECサイト管理

日本人向けのWebサイト販売の全般に関わる仕事です。
サイトの運営になりますので、ブログを作成したことがある方や業務でサイト運営していた方が対象になります。
また、サイト運営になりますので、マーケティングなどの経験が生かせる場合もあります。

食品工場管理

食品の製造工場で管理運営をする仕事になります。
多少の英語は必要になりますが、経験の方が重要視されることが多いため、日本で食品工場の管理者をされていた方などは好待遇でマレーシア現地の採用があります。

まとめ

マレーシアで日本語のみで暮らせるかについて解説しましたがいかがだったでしょうか。
全く話せなくてもマレーシアで働いている方は現在もいるのが実際にです。
正直少し心配な部分もあると思いますが、何とかなる、何とかすると思える方は問題なくやっていけると思います。
神経質な方はやめておいた方が無難かと思います。
仕事内容については、当たり前ですが英語が出来た方が有利になります。
しかし、これまでの経験を生かせる仕事や、コールセンターでもいいなら全く何の経験がなくてもすぐに働くことは可能です。
私は実際にコールセンターで働いていましたが、充実した生活を満喫していました。
ぜひ機会があれば日本を離れて、南国のマレーシアでくさしてみてはいかがでしょうか。きっといい経験になりますよ。

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