マレーシアに移住するならどのビザがイイの? 元長期滞在者が種類と取得条件を解説します

はじめましてぽとすぃです。
最近、テレビやネットでマレーシアへ移住にして日本より豊かに快適に暮らせると報道されているのを見かけますよね。
私も実際に、おととしから去年にかけての1年間マレーシアで生活していました。
その過程でマレーシアへ移住する際にどんな種類のビザがあるのか調べましたので、今後移住を考えている方はぜひ参考にして頂ければ幸いです。

観光ビザ

マレーシアは特にビザの申請をせずに入国が可能です。
その場合、パスポートの残存日数が6か月以上必要ですが、90日間の観光目的の滞在が認められます
また、観光が目的での入国なので、入国時に出国用の航空券を持っている必要があります。
長期滞在を考えている方が入国する際には忘れがちなので、事前に準備しておきましょう。
出国先はどこでも良いため、近隣の国への安価な出国用航空券だけ買っておけば問題ありません。
シンガポ-ルやタイなどはマレーシアから近いので、片道の航空券なら千円ちょっとで手に入れることが出来ます。
長期滞在や移住する際に観光ビザはなかなか厳しいですが、無理ではありません。
観光ビザはどこの国にでもいいのでマレーシアから一度出国するとすぐに帰国しても更新されて、90日間の観光ビザを発行してくれます
ですので、90日に一度、シンガポ-ルやタイなどの近隣国に出国して、また、マレーシアに戻れば問題ありません。
ただし、ビザの抹消に1~2日かかる場合があるので、マレーシアから出国して48時間時間以上あけてから再入国するようにしてください。
また、観光ビザなので出入国審査のときは目的は観光と言ってください。

就労ビザ

様々な種類があるので多くの人が関係する可能性が高いものを一部を紹介します。

Employment Pass

マレーシアで最も一般的な就労ビザです。
給与や役職によって滞在できる期間はまちまちです。
2年更新となっていて出入国が自由なので利便性は高いです。

必要書類

Ⅰ ビザ申請書 2部

Ⅱ 雇用契約書

Ⅲ パスポート写真2枚(白黒不可。3ヶ月以内に撮影されたもの。)

Ⅳ パスポート原本

Ⅴ パスポートコピー(全ページ)

Ⅵ 最終学歴の英文卒業証明書

条件

・現地企業からの雇用が決まっている

・原則的に最低月額5,000RMの給与

・申請者のパスポートの有効期限は最低18ヶ月必要

Dependent Pass

駐在員の雇用パス取得後に家族はこのパスを申請し、取得することが出来ます。
滞在日数は駐在員に依存します。

必要書類

Ⅰ ビザ申請書

Ⅱ パスポート原本

Ⅲ パスポート写真(白黒不可。3ヶ月以内に撮影されたもの。)

Professional Visit Pass

滞在期間や日程がほぼ決まっており、特別プロジェクトや機械修理・技術指導の業務のために1年未満の短期滞在をする就労者が対象のビザ。

就労者はマレーシア国外の会社に籍がある状態でこのビザが取得できます。
申請は雇用主が行います。

必要書類

Ⅰ 申請理由書

Ⅱ パスポート原本

Ⅲ パスポート写真(白黒不可。3ヶ月以内に撮影されたもの。)

Ⅳ マレーシア国内の保証人による保証書

Ⅴ マレーシアでの活動予定表

※ただし、同パス取得者は、2016年2月時点、家族の帯同は認められていません。

Temporaly Employment Pass

給料が日本で支給される短期滞在者が対象。
また出張・研修用のビザ。

必要書類

Ⅰ ビザ申請書

Ⅱ パスポート

Ⅲ パスポート写真

Ⅳ 英文職歴証明書及び英文履歴書

Ⅴ 法人登記証明書

Ⅵ 最終学歴の英文卒業証明書

学生ビザ

3か月未満の場合は特にビザの申請をせずに観光ビザで問題ありません。
しかし、3か月を超える滞在が予定されている場合は取得が必要。
滞在期間は1年間で、申請すればさらに1年間の延長を行うことが出来ます。
週に20時間以内であれば就労も可能です。
申請は所属する学校が行いますので、以下の必要書類を提出してください。

必要書類

Ⅰ パスポートの全ページコピー
Ⅱ パスポートの写真
Ⅲ 最終学歴の成績証明書と卒業証明書(英文)
Ⅳ 健康診断結果

MM2H

マレーシア・マイ・セカンド・ホームの略で、最長10年間の滞在が可能なビザです。
滞在期間は何度でも他の国と行き来することができるマルチプルビザ。
しかし、このビザには申請条件が定められており、クリアしないと許可がおりません。
移民局の許可が取れればさらに滞在期間を延長することもできます。
申請は個人でも可能ですが非常に大変なため、代行業者を使う方が多いです。
以下に個人で申請する際に必要となるものを記載します。

必要書類

① カバーレター
② 代表者の経歴書
➂ MM2H申請用紙
④ IM12フォーム原本1部・コピー2部
⑤ パスポート写真4枚
⑥ パスポート全ページコピー
⑦ 健康に関する自己申告書
⑧ 結婚証明書(配偶者が同行する場合)
⑨ 出生証明書(21歳未満の独身の子供が同行する場合)
⑩ 財務に関する書類(過去3ヶ月分の残高証明/証券会社発行の評価額記載の持株リスト)
⑪ チェックリスト
⑫ 財務書類に関する開示承諾書
⑬ 無犯罪証明書(MM2H申請書を持参し、県警本部で発行してもらう)
⑭ 在籍確認承諾書(申告した勤務先や給与額が正当であるという宣誓書) 

費用

Ⅰ ビザ代金(RM90/1年)*許可された年数分支払います(通常RM900)
Ⅱ JPビザ代金(RM500­日本人の方は必ず必要です)
Ⅲ セキュリティボンド代金(RM1,000)

条件

50歳未満

最低50万リンギット以上の財産証明と月額1万リンギット以上の収入証明が必要。
仮承認がおりた後はそのうちの30万リンギットをマレーシアの金融機関に定期預金する 必要があります。

50歳以上

最低35万リンギット以上の財産証明と月額1万リンギット以上の収入証明又は年金証明が必要です。
仮承認がおりた後はそのうちの15万リンギットをマレーシアの金融機関に定期預金するか、毎月1万リンギット以上の年金を受領している証明をするか、選択可能です(申請時に選択)。

*RM(リンギット):マレーシアの通貨、1RMで大体25~27円

まとめ

マレーシアに移住するためのイロイロなビザについて説明してきました。
移住するには必ず必要になるものなので自分にどのビザが会っているか確認してくださいね。
せっかく移住の用意をしたのにビザで台無しになることが無いようしっかり計画を立てて楽しいマレーシア生活を送ってくださいね。

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