マレーシア移住にペットを連れていくには? 申請の流れや注意点を解説します

はじめましてぽとしぃです。
実際にマレーシアで1年間住んだ経験があるため、マレーシア移住について様々な記事を書いていますが、ペットを飼っていなかったため、ペットがどうなるか知りませんでした。
私事ですが最近ペットを飼い始めたので、マレーシア移住するときにペットをどうやって連れて行けばいいのか気になって調べました。
ペット同伴でマレーシア移住を考えている人は参考になりますよ。
また、注意点も補足として解説しますのでぜひ読んでくださいね。

マレーシアに日本で飼っているペットを連れていけるか(イヌ、ネコ)

基本的に犬や猫は申請や予防接種を受けることで連れていくことが出来ます。しかし、犬に関しては犬種によってマレーシアに連れていけない場合があるようです。以下の犬種が輸入できない犬種です。https://misakoyoko.com/blog/malaysia-animal-quarantine/参照

  •  秋田犬(Akita)
  • 土佐犬(Japanese Tosa)
  • アメリカンブルドック(American Bulldog)
  • ドゴアルゼンティーノ(Dogo Argentino)
  • フィラブラジレイロ(Fila Braziliero)
  • ナポリタンマスティフ(Neapolitan Mastiff)
  • ピットブルテリア/ピットブル(Pit Bull Terrier/Pit Bull)

輸入規制されている犬種については以下になります。https://kl-concierge.com/kl-pet-life/#i-3参照

  • ジャーマンシェパード
  • ベルギーシェパード
  • ヨーロッパシェパード
  • ブルテリア
  • ドーベルマン
  • ブルマスティフ
  • キャナリードッグ

ペットをマレーシアに連れて行く場合、出国前に必要な準備

必要書類を集める

まずは出国までに用意する必要がある書類について以下に列挙します。
・マイクロチップ埋め込み証明書(英文)
・狂犬病予防接種証明書(英文)
・狂犬病抗体検査証明書(英文)
・健康診断(英文)
・マレーシアへの輸入許可証(英文)

実際の手続きの流れ

一連の流れにはおよそ3か月ほどかかりますので、出国する日から逆算して余裕をもって手続きを行うことをオススメします。

  1. マイクロチップの埋め込みと1回目の狂犬病予防接種
  2. 2回目の狂犬病予防接種(1回目から30日後に)
  3. 狂犬病抗体検査(2回目から2週間後くらいに)
  4. 健康診断書の取得(英文のもの)
  5. ペット輸入許可証の発行依頼(マレーシア動物検疫所に)
  6. 日本の出発予定空港の動物検疫所に事前連絡(書類の確認も)
  7. 出発時に空港の動物検疫所で動物検疫

※5のマレーシアの動物検疫所に輸入許可書の発行がありますが、これは個人では行えず、現地法人を通しての申請が必要になります。
エージェントなどに連絡して見積もりを出してもらうことになります。
※航空券を購入したら、搭乗する飛行機の貨物室にペットを乗せるスペースがあるか確認が必要です。
LCCではペットの搭乗スペースはありませんのでフルサービスの航空会社での移動が必須になります。

その他の動物(爬虫類、両生類、魚類、昆虫)をマレーシアに連れていく場合

鳥類なども基本的には申請を出せば、大抵の場合は大丈夫だそうです。
しかし、日本の固有種などのペット、例えば野生で捕まえた動物などは規制に引っ掛かり連れていけない可能性があります。
マレーシアの獣医サービス庁サイトで調べようとしましたが、重要な部分が英語ではなくマレーシア語になっておりわかりませんでした。
サイトはコチラ→www.dvs.gov.my
また、在マレーシア日本国大使館で確認したところ、輸出入する動物がワシントン条約に該当する場合は事前の手続きが必要であると記載されていますので、基本的には手続きさせ行えば、大抵の動物は輸出入ができるようです。
参考:https://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/ryoji/pet.html
ちなみに日本の動物検疫所ページを確認したところその他の動物について偶蹄類の動物(ひづめがある動物)、家きん(鳥類)は輸出検疫が必要とされており、その他の動物(ハムスター、爬虫類、両生類、魚類、昆虫)は動物検疫の対象外になっているようです。
参考:https://www.maff.go.jp/aqs/animal/aq11-6.html

ペットをマレーシアに連れていくときの注意点

マレーシアはイスラム教文化であり、イスラム教では犬は不浄なものとされています。
そのため、マレーシアで住居であるコンドミニアムを探すと犬禁止になっている物件がほとんどです。
また、マレーシアでコンドミニアムを借りるときは一部屋ずつオーナーが違っており、オーナーから借りることになります。
その際、オーナーに犬が飼えるか確認すると大丈夫と言われたのに、住みはじめたらコンドミニアムの事務から犬は飼えないと言われることがあります。
逆のパターンもあって、コンドミニアム側は犬OKでも、オーナーがNGなんてこともあります。
ですので、マレーシアでコンドミニアムを借りるときはオーナーとコンドミニアムの事務の両方に確認をしっかりとりましょう。
せっかく移住して、またすぐに引っ越しするのはなかなか大変です。

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