【2026年10月更新】ビザの条件を最新の情報に書き直し、2026年6月からの就労ビザの新ルールや、デジタルノマドビザ(DE Rantau)を追加しました。
はじめましてぽとすぃです。
私は以前、マレーシアで1年間、現地の会社で働きながら生活していました。そのときに、マレーシアに住むためのビザをいろいろと調べました。
この記事では、マレーシアに移住するときに使える主なビザの種類と、2026年時点の条件をまとめます。それぞれのビザについて詳しく書いた記事へのリンクも載せているので、「自分はどのビザを調べればいいか」を探す入口として使ってください。
※ビザの条件はよく変わります。この記事は2026年10月時点で調べた内容です。申請する前に、必ず公式の情報や勤務先・学校・エージェントに確認してください。
目的別:あなたに合うビザの早見表
| こんな人 | 主なビザ |
|---|---|
| まずは下見・短期滞在したい | ビザなし(観光)で最大90日 |
| マレーシアの会社で働きたい | 就労ビザ(Employment Pass) |
| 働く家族について行きたい | 扶養ビザ(Dependant Pass) |
| 現地の学校に通いたい | 学生ビザ(Student Pass) |
| 日本や海外の仕事をリモートで続けたい | デジタルノマドビザ(DE Rantau Nomad Pass) |
| 資産があり、長期で住みたい・年金で暮らしたい | MM2H |
ビザなし(観光)での滞在
日本のパスポートを持っていれば、観光などの短期滞在は、ビザを申請しなくても最大90日間滞在できます。移住の前の下見には、まずこの方法を使う人が多いです。
入国するときには、次の点に気をつけましょう。
- パスポートの残りの有効期間が6か月以上あること
- 出国用の航空券を用意しておくこと(入国審査で聞かれることがあります)
- MDAC(マレーシア・デジタル・アライバル・カード)を到着前の3日以内にオンラインで登録すること。2024年から必要になりました。登録は無料なので、お金を請求するニセのサイトに注意してください
以前は「90日ごとに近くの国へ出国して、また入国すれば住み続けられる」という方法(いわゆるビザラン)がよく紹介されていました。ですが、ビザなしでの入国はあくまで観光などの短期滞在のためのものです。住むことを目的に出入国をくり返すと、入国を断られるリスクがあります。また、ビザなしの滞在中に働くことはできません。長く住むなら、目的に合ったビザを取りましょう。
就労ビザ(Employment Pass)
マレーシアの会社で働く人が取る、いちばん一般的なビザです。私もマレーシアでは就労ビザで働いていました。申請は雇い主の会社が行い、本人は書類をそろえて会社に出す形です。
2026年6月から条件が変わりました
2026年6月1日から、就労ビザの最低月給(基本給)が引き上げられました。手当やボーナスは含まれず、基本給だけで判断されます。
| カテゴリー | 月給(基本給) | 同じ会社で働ける期間 |
|---|---|---|
| カテゴリーI | 20,000リンギット以上 | 最長10年 |
| カテゴリーII | 10,000〜19,999リンギット | 最長10年 |
| カテゴリーIII | 5,000〜9,999リンギット(製造業などは7,000リンギット以上) | 最長5年 |
以前は月3,000リンギット台の求人でも就労ビザが取れましたが、今はいちばん下のカテゴリーIIIでも5,000リンギット以上が必要です(1リンギット=約38〜39円で計算すると、約19万円)。応募する前に、基本給がいくらかを必ず確認しましょう。
また、2026年6月以降に申請するカテゴリーIIIでも、家族の扶養ビザを申請できるようになりました。
必要書類や申請の流れは、私の実体験とあわせてこちらの記事で詳しく解説しています。
マレーシア就労ビザの取得方法|必要書類・注意点を実体験で解説
扶養ビザ(Dependant Pass)
就労ビザを持つ人の配偶者や子どもが取るビザです。滞在できる期間は、働く本人のビザに合わせて決まります。
マレーシア扶養ビザ(Dependent Pass)とは|対象家族・条件・注意点を解説
Professional Visit Pass(短期の専門業務)
マレーシア国外の会社に籍があるまま、プロジェクトや技術指導などのために、最長12か月までマレーシアで働く人向けのビザです。申請はマレーシア側の受け入れ先が行います。日本の会社からの出張や派遣で使われることがあります。
学生ビザ(Student Pass)
マレーシアの大学や語学学校などに通う人が取るビザです。申請は入学する学校を通して行います(大学などの場合は、EMGSという政府系の機関を通します)。
- 短期の語学留学など、90日以内ならビザなしで通える場合もあります
- 主な必要書類:パスポート、写真、最終学歴の英文の卒業証明書・成績証明書、健康診断の結果など
- アルバイトには厳しい条件があり、学期中は自由に働けません。働きたい人は、学校で最新の条件を確認してください
デジタルノマドビザ(DE Rantau Nomad Pass)
マレーシアに住みながら、海外の会社の仕事やフリーランスの仕事をリモートで続ける人向けのビザです。2022年に始まりました。マレーシアの会社で働くためのビザではない点に注意してください。
- 年収の条件:IT系の仕事なら年24,000米ドル以上、それ以外の仕事なら年60,000米ドル以上
- 期間:3〜12か月。1回更新でき、最長2年
- 配偶者・子ども・親を家族として一緒に申請できる
- 申請先:MDEC(マレーシア・デジタル経済公社)のオンラインの窓口
MM2H(長期滞在ビザ)
MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)は、一定の資産がある人が長期で住むためのビザです。2024年に制度が大きく変わり、今はシルバー・ゴールド・プラチナの3つのティア(ランク)と、ジョホール州の特区向けのSEZ/SFZがあります。
| ティア | 定期預金 | ビザの期間 | 不動産の購入 |
|---|---|---|---|
| シルバー | 15万米ドル | 5年 | 60万リンギット以上 |
| ゴールド | 50万米ドル | 15年 | 100万リンギット以上 |
| プラチナ | 100万米ドル | 20年 | 200万リンギット以上 |
- 申請できるのは25歳以上(SEZ/SFZは21歳以上)
- 不動産の購入が必要。申請は、政府に登録されたエージェントを通して行います
- 50歳未満の人は、1年に合計90日以上マレーシアに滞在する必要があります
2020年ごろの「50歳以上なら35万リンギットの資産証明」といった条件より、かなり厳しくなっています。費用や申請の流れは、こちらの記事でまとめています。
【2026年最新】MM2Hとは|マレーシア長期滞在ビザの条件・費用・注意点を解説
家族と移住する人・年金で暮らしたい人へ
家族と一緒に移住する場合は、「誰がどのビザを取り、ほかの家族がどの立場で住むか」を組み合わせて考える必要があります。家族構成ごとの考え方は、こちらの記事を参考にしてください。
あなたは1人で?それとも家族と?マレーシア移住する際の適切なビザを家族構成別に解説します
年金で暮らしたい人は、MM2Hがほぼ唯一の選択肢になります。今のMM2Hは資金の条件が高いので、早めに資金計画を立てておきましょう。
年金だけでマレーシア移住するにはどのビザがイイのか? 元長期滞在者が解説します
どのビザか迷ったら
年齢・予算・働き方の3つの質問から、自分に合うビザを選べる診断チャートをnoteにまとめました。タイプ別のおすすめルートや、必要な資金の目安も載せています。
【2026年版】あなたに合うマレーシアのビザはどれ?年齢・予算・家族構成で選ぶ診断チャート(note)
現地の会社で働きたい人は、求人探しから就労ビザ、初出勤までの流れをこちらにまとめています。
「日本語だけでマレーシア就職」は本当にできる?求人探しから就労ビザ、初出勤までの全手順【実録】(note)
まとめ
- 下見や短期滞在は、ビザなしで最大90日。MDACの登録を忘れずに
- 住むことを目的に、ビザなしで出入国をくり返すのはおすすめしない
- 現地で働くなら就労ビザ。2026年6月から、いちばん下のカテゴリーでも基本給5,000リンギット以上が必要
- リモートで働き続けるならデジタルノマドビザ(DE Rantau)
- 資産があり長く住むならMM2H。2024年から条件がかなり厳しくなった
移住するには必ず必要になるものなので、自分にどのビザが合っているか確認してくださいね。せっかく移住の準備をしたのにビザで台無しにならないよう、しっかり計画を立てて楽しいマレーシア生活を送ってください。
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