マレーシア移住の出国前に必要な準備は? 10項目を元移住者が解説します

はじめましてぽとしぃです。
近年、移住したい国にずっと選ばれているマレーシアですが、検討されたことはありますか。
私は2018-2019の1年間マレーシアでコールセンターの仕事をしながら暮らしていました。
あまりにも快適すぎて帰国したくなくなりましたが、一旦帰って来て今は日本で働いています。
これからマレーシア移住を考えている人は必ず出国前にイロイロと準備が必要になります。
今はコロナでなかなか移住するのはハードルが高いですが、今のうちに必要な情報を収集しておけば本腰で動く際にスムーズに行動に移せます。
そこで、元海外移住者である私が移住前に行うべきことをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

クアラルンプール国際空港の様子

マレーシア移住する際に日本の住民票はどうするか

海外で暮らす場合、住民票を日本に置いたままにするか海外転出届を出して海外に住む申告をするかの2択になります。
どちらにしてもそれぞれメリット・デメリットがあります。
各項目に分けて説明します。

住民税

少し話がややこしいですが、海外転出届を提出し、日本の住民票を抜いた場合は海外転出届を出したタイミングによって納税義務の期間が変わってきます。
1月1日現在の住所が日本以外の場所の場合、来年6月分から課税対象にならず住民税は発生しません。
逆に1月1日以降に海外転出届を提出した場合、海外に居るにも関わらず1年間支払う必要があります。
海外転出届を出していない場合はもちろん日本にいることになっているので支払う必要があります。
その際は支払い方法を銀行口座から自動で引き落としにしておかないとわざわざ住民税支払いのために帰国しなくてはいけないので注意してください。
支払いが遅延した場合、追加金を徴収されますので気を付けてください。

国民年金

海外転出届を提出し、日本の住民票を抜いた場合は海外に住んでいる期間は国民年金の支払いが義務ではなく、任意になります。
しかし、もし日本に帰って来ても支払わない場合は最終的に受領できる年金額が減額されますので、どちらが良いか判断してください。
住民票をそのままにして海外に移住した場合は海外にいる間も支払う必要がありますので、注意してください。
また、海外転出届を出している場合でも、帰国後に任意ではありますが結構しつこく催促されますので、海外にいた期間の支払いをすることも可能です。

国民健康保険

海外転出届を出した場合、国民健康保険は加入できなくなります。
ご存知の通り、国民健康保険が無いと医療費の負担が全額になりますので、普段の3倍程度になってしまします。
必要書類を提出すれば海外にいても医療費に使用できることになっていますが、かなりハードルが高いです。
ですので、海外転出届を出して海外移住する場合は民間の保険やクレジットカード付帯の保険を利用することをオススメします。
私の場合、マレーシアで働いていたましたので、会社からマレーシア現地の保険に入っていましたが、少し不安だったのでクレジットカード付帯の保険でカバーできるようにしっかり考えていました。
その点については以下の別記事で詳しく書いていますので参考にしてください。
海外転出届を出していない場合は、国民健康保険も保険料を支払う必要があります。
ちなみに、保険が切れることが心配な場合、国民健康保険は帰国後に住民票を戻せば、即日加入できますのでその点はご安心を。

クレカの海外旅行保険ってどうなの? 元マレーシア長期滞在者が種類やおすすめを解説します

海外保険

海外旅行に行く際に加入できる保険に入っておけば、非常に安心です。
長期滞在に対応した保険もあるようですので、そういったものなら1-2年でも対象期間内になります。
しかし、デメリットはかなり高い保険料です。
私は海外旅行保険には加入しておらず最低半年に一度日本に帰国することで、クレジットカード付帯の保険が有効になるようにしていました。
クレジットカード付帯の海外旅行保険には自動付帯と利用付帯という2種類があり、自動付帯は持って行くだけで補償対象ですが大体長くて3か月くらいしか対象期間になりません。
そこで、利用付帯のクレジットカードも持っていると、利用付帯は海外旅行で利用開始から3か月なので自動付帯の3か月が終わる頃に利用付帯が始まるようにすれば実質半年はクレジットカード付帯の海外旅行保険でカバーできます。
詳しくは別の記事で書いていますのでぜひ参考にしてくださいね。

クレカの海外旅行保険ってどうなの? 元マレーシア長期滞在者が種類やおすすめを解説します

銀行の口座

実は日本では、銀行のほとんどは海外に居住する際は銀行に届け出を行って口座を閉じるか凍結する必要があることになっています。
しかし、実際はそういった手続きをしなくても問題にならないので何も届け出していない人がかなり多くの割りでいます。
というか、そういった規定があることそのものを知らない人も正直なところ多いのではないでしょうか。
私の場合はそういった届け出もめんどくさかったので住民票を日本に残して、郵便物は民間の私書箱を利用することで郵便物の確認を行っていました。

郵便物の確認

一人暮らしの人は実家に郵便物が届くようにしたり、知人にお願いして郵便物を確認してもらうなどの対応が必要です。
私の場合は、マレーシア移住する際に、家族を一緒に連れて行ったため、郵便物をお願い出来るような身内は日本におりませんでした。
そこで、民間の私書箱を利用することで、どんな郵便物が届いたかをメールで送ってもらっていました。
民間の私書箱には非常に便利なサービスがあって、こちらが私書箱に届いた郵便物で重要そうなものがあれば追加料金で郵便物を開封して書類をスキャンしてメールで送ってもらうことやさらにその郵便物をこちらが指定した住所に送ってもらうことも出来ます。

クスリ

投薬で治療などを行っている人には重要です。
私も家族に投薬治療をしているものがいたため、マレーシア移住する前に主治医に相談して一度に多く処方してもらいました。
薬は種類によって一度に処方できる数に制限があるものがありますのでそういった場合は数か月おきに日本に帰って来て薬をもらわないといけなくなる可能性があります。
しかし、マレーシアの医療事情もそこまで悪いわけではありませんので、よほど変わった薬でない限りはマレーシアでも手に入れることが出来ます。
ですので、いざとなればマレーシア現地の病院で処方してもらうのも一つの選択肢です。
その場合、海外保険に入っていなければ高額な治療費が必要とな絵いますので注意が必要です。
また、海外保険によっては申請がかなり複雑でめんどくさい場合がありますのでそういったところも事前に確認が必要です。

クルマ

クルマを保有している人も長期で海外移住を考える場合は、そのままにしているとかなり損していましますので、考えた方がイイと思います。
例えば、保険は結構バカにならない金額ですので、一旦保険を止めることをおすすします。また、車検のタイミングも確認しておいた方がイイでしょう。
もし帰国した際に車検が切れている場合は、まずは車検に出さないと乗れませんので注意してください。また、クルマは長期間使わずに置いていると急激に老朽化が進みますので、頭の片隅に入れておいてください。ちなみに私はマレーシア移住する前に車検の期限がもうすぐだったことと、すでに10年以上乗っていたことから廃車しました。

クレジットカード

海外旅行でも必要なように、海外移住ではさらに必須になります。
急に想定外の出費があってもクレジットカードを持っていれば対応することが出来ます。
クレジットカードのキャッシング機能で現地で現金を引き出すことも可能です。
また、海外旅行保険のところで解説しましたがクレジットカード付帯の海外旅行保険も有効活用が出来ます。
年会費が永遠に無料のクレジットカードもありますので、出費なしで作ることも出来ます。
おすすめとしてはVISAやMASTER CARDなどのブランド種類別に何枚か持っていると便利です。
お店によってはこのカードは使えないなどがあり得ます。
ちなみに、JCBは海外では圧倒的に使えないお店が多いのでJCB以外で数種類持つのが良いです。
一枚だけクレジットカードをオススメするとすれば、「楽天プレミアムカード」です。年会費は11,000円(税込み)でかかってしまいますが、メリットが多いのです。
一番のメリットは「プライオリティパス」を無料で発行できることです。
このプライオリティパスは世界中の空港にあるラウンジが無料で利用できるパスです。
マレーシア移住するなら日本との行き来は何度もするはずですので、少なくてもクアラルンプール国際空港のラウンジは利用できます。
日本のラウンジとは比べ物にならないほどサービスが充実しており、使わない手はありません。
食事も無料で食べ放題、アルコールも数種類は飲み放題、シャワーがあり、仮眠室が完備されているところもあります。
しかも、クアラルンプール国際空港内だけでも複数のラウンジがあるので時間があるときはラウンジ巡りも出来ます。
楽天プレミアムカードの詳細は別の記事に書いてありますので、気になる人はぜひチェックしてください。

楽天プレミアムカードのメリットを利用者が簡潔にご紹介 

インターネットバンキング口座

インターネットバンキングの口座は必須では無いですが、私個人的には必須だと感じました。
日本の口座への支払いなどで、最も簡単に海外からでも行えるのがインターネットバンキングからの送金だからです。
即日や即時の送金が出来て、手数料も掛からない場合もあるので持っておいて損はないと思います。

携帯キャリア

海外で日本の携帯キャリアを使用するのは料金が高すぎるため現実的ではありません。
そのため、日本で使用している携帯キャリアは解約するか、あるいは休止状態にする必要があります
電話番号を変えたくない場合は携帯キャリアの店舗で休止手続きをしておけば、月に数百円で一時的に電話番号を休止することが出来ます
こうしておけば、帰国してからまた同じ電話番号で使用を再開することが出来ます。
休止手続きをするために日本の携帯キャリアの店舗へ行ったときにスマホを必ずSIMフリー化してもらってください。
そうしないとマレーシアで使用できない事態に陥ってしまします。
最悪、マレーシアの電気屋やAPPLE STOREで機種を購入することも出来ます。
また、マレーシアでは現地の携帯キャリアと契約して携帯電話を使用するため、ちなみに、マレーシア移住して一時帰国する際は、短期で利用できる旅行者向けのSIMを空港で買って使用していました。
マレーシアで現地の携帯キャリアを契約する方法については別の記事がありますので、こちらを参考にしてくださいね。

マレーシアで携帯を使う方法! 観光でも移住でも格安SIMでOK 携帯キャリアも比較します

インターネット

日本のご自宅でインターネットが出来るように、どこかのインターネットプロバイダーと契約している人が多いと思います。
残念ながら携帯キャリアのように一時休止を行っているインターネットプロバイダーは少ないのが現状です。おそらく5,000-10,000円/月くらいの料金がかかっていますよね。
一時休止が出来るインターネットプロバイダーなら迷わず、一時休止にしますが、そういった処置が出来ない場合は大変ですが一旦解約することになります。
海外に行って使用しないのに毎月5,000-10,000円を支払うのは現実的では無いですからね。
ちなみに、マレーシアでも自宅にインターネットプロバイダーを繋ぎたい人はマレーシアで現地のインターネットプロバイダーを契約する方法については別の記事がありますので、こちらを参考にしてくださいね。

マレーシアでインターネット回線を契約するならココ! 元長期滞在者が契約方法からおすすめの会社まで解説

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