日本からマレーシアへ送金する方法|移住者が使える4つの手段と、損しない選び方

「マレーシアの家賃やデポジットを、日本の口座からどうやって払えばいいの?」
「銀行の海外送金は手数料が高いって聞くけど、ほかに方法はある?」

マレーシアに移住すると、日本のお金をリンギットに換えて現地に送る場面が何度も出てきます。特に引っ越し直後は、コンドミニアムのデポジットや家具の購入など、まとまったお金が必要になります。

この記事では、日本からマレーシアへお金を送る方法を4つに分けて、それぞれの向き不向きと、損をしないための選び方を解説します。

この記事でわかること

  • 日本からマレーシアへお金を送る4つの方法
  • 手数料で損をしないためのチェックポイント
  • 海外送金で必要になる手続き(マイナンバーなど)
  • 移住のタイミングごとのおすすめの組み合わせ

日本からマレーシアへ送金する4つの方法

主な方法は次の4つです。

方法向いている場面気をつけること
1. 銀行の海外送金まとまった金額を、確実な方法で送りたいとき送金手数料に加えて、為替レートの上乗せや、中継銀行・受取銀行の手数料がかかることがある
2. オンラインの海外送金サービス家賃など、毎月決まった金額を送るとき最初に本人確認が必要。送れる金額に上限がある場合がある
3. 海外で使えるキャッシュカード・デビットカードで現地ATMから引き出す現金が少しだけ必要なときATM手数料と為替手数料がかかる。1日に引き出せる金額にも上限がある
4. 日本円の現金を持って行き、現地で両替する渡航直後の生活費大金を持ち歩くリスクがある。両替所によってレートが違う

それぞれ詳しく見ていきます。

1. 銀行の海外送金

日本の銀行から、マレーシアの銀行口座に直接送る方法です。昔からある方法で、大きな金額を送るときにも使えます。

ただし、かかる費用は送金手数料だけではありません。

  • 日本の銀行の送金手数料
  • 円をリンギットに換えるときの為替レートの上乗せ
  • 途中で経由する銀行(中継銀行)の手数料
  • 受け取る側の銀行の手数料

このように、手数料が何か所かで差し引かれるので、「思ったより着金額が少ない」ということが起こりやすい方法です。送る前に、それぞれの手数料と、適用される為替レートを銀行に確認しておきましょう。

2. オンラインの海外送金サービス

スマホのアプリやWebサイトから送金できるサービスです。多くのサービスは、手数料と為替レートを送る前に画面で確認できるので、着金額が分かりやすいのが特徴です。

移住してからは、家賃の支払いなど毎月の送金が発生します。こうした決まった送金には、オンラインのサービスがいちばん使いやすいと思います。

使い始めるときは、次の準備が必要です。

  • アカウントの登録と本人確認(本人確認書類の提出など)
  • マイナンバーの登録(理由は後で説明します)
  • 受け取る側(マレーシアの銀行口座)の情報

本人確認には数日かかることもあるので、日本にいるうちに登録を済ませておくのがおすすめです。

3. 海外で使えるカードで、現地ATMから引き出す

海外ATMに対応したデビットカードやキャッシュカードがあれば、マレーシアのATMから直接リンギットを引き出せます。クレジットカードの海外キャッシングも同じように使えます。

少額の現金がすぐに必要なときには便利です。一方で、ATMの利用手数料と為替手数料が毎回かかるので、大きな金額を動かすのには向きません。クレジットカードのキャッシングを使う場合は、返済までの日数に応じて利息がかかる点にも注意してください。

私がマレーシアに住んでいたときは、海外のATMに対応した銀行のカードや、クレジットカードのキャッシングで現金を引き出していました。

これから移住する人は、海外キャッシングが使えるクレジットカードを日本で1枚作っておくと安心です。現地の口座ができるまでの間や、急に現金が必要になったときの備えになります。カードによっては海外旅行保険が付いているものもあるので、出国前の準備としてまとめて検討してみてください。

たとえば楽天カードは年会費が無料で、キャッシング枠を設定すれば海外のATMでも現金を引き出せます。1枚目の海外用カードとして用意しやすいカードです。

4. 日本円の現金を持って行き、現地で両替する

クアラルンプールなどの都市部には、ショッピングモールの中に両替所がたくさんあります。渡航直後の数日分の生活費くらいなら、日本円を持って行って現地で両替するのも一つの方法です。

ただし、大金を持ち歩くのは盗難や紛失のリスクがあります。また、一定額を超える現金を持って出入国するときは税関への申告が必要です。申告が必要な金額は、出発前に日本とマレーシアの税関の案内で確認してください。

現地での両替については、こちらの記事でも紹介しています。

外貨両替は宅配があるネット系外貨両替が便利

海外送金で知っておきたい手続き・ルール

海外送金にはマイナンバーの提出が必要

日本から海外へ送金するときは、法律(国外送金等調書法)に基づき、銀行などにマイナンバーを伝える必要があります。個人情報保護委員会の案内では、マイナンバーを記載した告知書の提出には「送金金額による提出省略基準はありません」とされています。つまり、少額の送金でもマイナンバーの提出を求められることがあります。

また、1回の送金額が100万円を超えると、銀行などから税務署に「国外送金等調書」が提出されます。送金自体に税金がかかるわけではありませんが、お金の出どころや目的を聞かれたときに説明できるよう、記録を残しておくと安心です。

マレーシアの銀行口座を作るには

現地の家賃の支払いや給与の受け取りには、マレーシアの銀行口座があると便利です。外国人が口座を開くときに求められる書類は、銀行や滞在資格によって違います。口座を開く予定の銀行に、必要書類を事前に確認しておきましょう。

私のように現地法人に就職する場合は、会社が口座開設の手続きをしてくれます。私のときに必要だった書類は、パスポートくらいだったと記憶しています。

移住のタイミング別・おすすめの組み合わせ

タイミングおすすめの方法
出国前オンライン送金サービスの登録と本人確認を済ませる/海外キャッシングが使えるクレジットカードや、海外ATMで使えるカードを用意する
到着直後(口座がまだない)持って行った日本円の両替+カードでATMから引き出し
口座を作った後家賃や生活費は、オンライン送金サービスで日本からまとめて送る
まとまった金額を送るとき銀行とオンラインサービスの着金額を比べてから決める

ちなみに家賃の支払いは、私が住んでいた物件では「銀行口座からの引き落とし」か「家主の口座への送金」かを選べました。現地の口座を作っておけば、毎月の家賃の支払いもスムーズです。

まとめ:送金方法は「着金額」で比べよう

海外送金は、送金手数料の安さだけでなく、為替レートも含めて、最終的にいくら届くか(着金額)で比べるのが大切です。

  • 毎月の家賃や生活費 → オンラインの海外送金サービス
  • 少額の現金 → 海外ATMに対応したカード
  • 渡航直後 → 日本円の両替とカードを組み合わせる

出国前にできる準備は、日本にいるうちに済ませておきましょう。

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