「マレーシアに移住したら、日本のクレジットカードってどうなるの?」
「現地でカードを作ればいいから、今は準備しなくても大丈夫?」
移住の準備を進めていると、クレジットカードのことは後回しにしがちです。ですが、クレジットカードは日本にいるうちにしか作りにくいもののひとつです。
この記事では、マレーシア移住前にクレジットカードを作っておくべき理由と、移住者向けのカードの選び方を解説します。

この記事でわかること
- 移住前にクレジットカードを作っておくべき理由
- マレーシア移住者向けのカードの選び方(5つのポイント)
- 出国前にやっておきたいカードの手続き
- 現地でのカードの使いどころ
移住前にクレジットカードを作っておくべき3つの理由
1. 海外に住んでからだと、日本のカードは作りにくい
日本のクレジットカードは、基本的に日本に住んでいる人を対象にしています。海外に住所を移してしまうと、新しくカードを申し込むのは難しくなります。
一方で、マレーシアで現地のカードを作ろうとしても、移住したばかりの頃は現地での収入の実績がなく、就労ビザや現地の住所も必要になります。「日本では作れない、現地でもすぐには作れない」という時期ができてしまうので、日本にいるうちに準備しておくのが安心です。
2. 現地の銀行口座ができるまでの「つなぎ」になる
現地の銀行口座を作るまでには、少し時間がかかります。その間の支払いや現金の引き出しに、日本のクレジットカードが役立ちます。
私がマレーシアに住んでいたときも、海外のATMに対応した銀行のカードや、クレジットカードのキャッシングで現金を引き出していました。
3. 配車アプリやネットでの支払いに必要
マレーシアに住むと、ほぼ確実にタクシー配車アプリ(Grabなど)を使います。アプリにクレジットカードを登録しておけば、支払いが自動で済みます。
現金払いにすると、大きいお札しかないときにドライバーに嫌がられることもあります。日本にいるうちにアプリを入れて、カードを登録しておくのがおすすめです。
配車アプリの使い方は、こちらの記事で解説しています。
東南アジアでタクシー乗るなら「Grab」一択 使い方を画像付きで解説します
マレーシア移住者向けクレジットカードの選び方
移住前に作るカードは、次の5つのポイントで選びましょう。
1. 国際ブランドはVisaかMastercard
マレーシアでは、VisaやMastercardが使えるお店が多いです。JCBなどは使えるお店が限られることがあるので、1枚目はVisaかMastercardを選ぶと安心です。
2. 海外キャッシングが使える
現地で現金が必要になったときに、ATMから引き出せます。海外キャッシングを使うには、カードにキャッシング枠が設定されている必要があります。申込時に一緒に設定しておくと、あとで慌てずに済みます。
なお、キャッシングは返済までの日数に応じて利息がかかります。使ったら早めに返済するのがポイントです。
3. 年会費が無料、または安い
移住後は日本での利用が減るので、年会費のかかるカードは負担になりがちです。まずは年会費が無料のカードを1枚持っておくと安心です。
4. 海外旅行保険の付き方を確認する
カードに付いている海外旅行保険は、多くの場合「日本を出国してから最長3か月」などの期間の制限があります。また、旅行代金をそのカードで支払ったときだけ保険が有効になる「利用付帯」のカードも多いです。
移住のように長く住む場合は、カードの保険だけでは足りません。下見のための短期滞在や、渡航直後の備えとして考えておきましょう。カードの保険については、こちらの記事でも解説しています。
クレカの海外旅行保険ってどうなの? 元マレーシア長期滞在者が種類やおすすめを解説します
5. 2枚目は別のブランドにする
カードの磁気不良や紛失、不正利用で使えなくなることもあります。可能であれば、ブランドの違うカードを2枚持っておくと安心です(例:1枚目がVisaなら、2枚目はMastercard)。
私もVisaとMastercardの2種類を持って行き、どちらかが使えないときに備えていました。
1枚目におすすめのカード
たとえば楽天カードは年会費が無料で、キャッシング枠を設定すれば海外のATMでも現金を引き出せます。国際ブランドもVisaやMastercardから選べるので、1枚目の海外用カードとして用意しやすいカードです。
海外旅行保険は「利用付帯」で、旅行代金などをカードで支払ったときに、出国から最長3か月まで補償されます。補償額はそれほど大きくないので、移住後の備えとしてではなく、下見や渡航直後の保険として考えておくのがおすすめです。
私がマレーシアに住んでいたときは、三井住友カードと楽天カードの2枚を持って行きました。カードに付いている海外旅行保険が使えるのも、2枚を選んだ理由のひとつです。
一度、カードを不正に使われたことがありましたが、カード会社がすぐに気づいて止めてくれたので、大きな被害にはならずに済みました。海外では日本より不正利用に遭いやすいこともあるので、カード会社の不正検知や、すぐに連絡できる窓口があるカードを選ぶと安心です。
出国前にやっておきたいカードの手続き
- カードの有効期限を確認する:移住中に期限が切れると、日本の住所にしか更新カードが届かないことがあります。期限が近い場合は、出国前に早めの更新ができないかカード会社に相談しましょう
- 登録している住所・電話番号を確認する:カード会社からの連絡や更新カードを受け取れるように、日本の家族の住所などを登録しておくのが一般的です。住民票を移す場合の扱いは、カード会社によって違うので事前に確認してください
- キャッシング枠と暗証番号を確認する:海外のATMで引き出すには、キャッシング枠とカードの暗証番号が必要です
- アプリやネットの本人認証を設定する:海外からネットで支払うときに、本人認証(SMSやアプリでの認証)が必要になることがあります。日本の携帯番号を解約する場合は、認証の方法も見直しておきましょう
出国前の準備全体については、こちらの記事にまとめています。
マレーシア移住の出国前に必要な準備は? 10項目を元移住者が解説します
現地でのカードの使いどころ
| 場面 | おすすめの支払い方法 |
|---|---|
| 配車アプリ(Grabなど) | アプリにクレジットカードを登録 |
| ショッピングモールやスーパー | クレジットカード |
| 屋台や小さなお店 | 現金(カードが使えないことが多い) |
| 急に現金が必要なとき | 海外キャッシングでATMから引き出し |
| 家賃やまとまったお金 | 現地の銀行口座から支払い(日本からの送金は下の記事を参照) |
日本からマレーシアへお金を送る方法は、こちらの記事で解説しています。
日本からマレーシアへ送金する方法|移住者が使える4つの手段と、損しない選び方
まとめ:クレジットカードは日本にいるうちに作っておこう
- 海外に住んでからだと、日本のカードは作りにくい
- 国際ブランドはVisaかMastercardを選ぶ
- 海外キャッシングを使うなら、キャッシング枠を申込時に設定しておく
- カードの海外旅行保険は期間や条件に制限があるので、長期滞在の備えにはならない
- 出国前に、有効期限・登録住所・暗証番号を確認しておく
マレーシアで働きながら暮らしたい人は、現地就職の流れをnoteにまとめています。
「日本語だけでマレーシア就職」は本当にできる?求人探しから就労ビザ、初出勤までの全手順【実録】


コメント